発注者から信頼される!『ランサーズ』の自己紹介文の書き方

こんにちは!奥様Webライターのひかりです。

前回の記事では、「認定ランサーになるためにやっておいた方がいい3つのこと」についてお話ししました。

前回の記事

こんにちは!奥様Webライターのひかりです。 前回の記事では、大手クラウドソーシングサービス『ランサーズ』でなることができる、「認定ランサー」の基準やメリットについてお話ししました。 [sitecard subtitle=前回の[…]

今回はさらに具体的に、自己紹介文の書き方をレクチャーします!

「自己紹介文ってどうやって書いたらいいかさっぱりわからない!」という場合は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

発注者から信頼される!『ランサーズ』の自己紹介文の書き方

まずは、私のプロフィールを実際に見てみましょう。

 

文字が小さくて読みづらい場合は、こちらから実物を見てください。

>>『ランサーズ』でひかりの自己紹介ページを見る

 


 

私の自己紹介文は、13個の要素で構成されています。

  1. プロフィール画像
  2. 名前
  3. キャッチコピー
  4. 最新ニュース(あれば)
  5. 自分の概要
  6. 経歴
  7. 実績(あれば)
  8. 得意な分野
  9. 興味のある分野
  10. 可能な仕事
  11. 希望の料金(あれば)
  12. 自分の強み
  13. 活動時間、連絡手段

 

太字で黄色い下線が引いてあるのは、特に重要なものです。

それではさっそく、それぞれの要素の書き方について、詳しく説明します!

①プロフィール画像 ※重要!

まずは、プロフィール画像を設定しましょう。

未設定だと、こんな感じの人型アイコンになります。

SNSなどでもそうですが、画像が未設定のアカウントは、人から「怪しい」「不安」という印象を与えがち。

企業に履歴書を郵送するときも、顔写真を貼らずに提出はしませんよね。

自分の「良い面」を引き出せるような顔写真を撮影して、プロフィール画像に設定しましょう!

 

ちなみに、私は以下のようなことを意識して、顔写真を撮りました。

  • ややアップ気味に撮る(スマホからでも表情が見えるように)
  • ハッキリした色の服を着る(快活で仕事が速い印象)
  • 笑顔(自分で長所だと思っている「人畜無害な感じ」を表現)
  • メイクは普段よりややしっかりめに(薄化粧だと顔が識別しにくいため)

 

逆に、以下のような写真を撮るのは、避けたほうが無難です

  • 遊びっぽい写真(やりすぎのアプリ加工、カジュアルすぎる服装など)
  • 真顔(せめて口角は少し上げる)
  • 撮影環境が悪い(暗い、散らかっている、ピンボケなど)

 

画像を見た発注者から、「この人、大丈夫かな?」と思われないような写真を意識しましょう。

 

「顔出し」がイヤな場合は…

発注者から安心して仕事を任せてもらうためには、本人の顔写真はあった方がいいです。

とはいえ、ネット上に自分の顔を出すことに抵抗がある気持ちはわかります。

そんなときは、キーボードで作業しているところを斜め後ろから撮影したり、首から下の写真を載せると良いです。

「それも無理!」という場合は、自分の名前のロゴを作るなどして、「きちんと感」を出しましょう。

 

②名前 ※重要!

名前は、ハンドルネームよりも本名を載せた方が良いです。

顔写真と同じで、一度も会ったことのない発注者から信頼してもらうには、「きちんと仕事しますよ!」というアピールが大切。

実は私も、本名をフルネームでネット上に出すのは、『ランサーズ』が初めての経験でした。

勇気がいることですが、「いい加減な仕事はしないぞ」と気が引き締まり、公開して良かったと思っています。

 

どうしても不安な場合は、アルファベット表記にしたり、なるべくふざけた名前は避けるようにしましょう。

『マジ卍』とか『あげぽよ★』みたいなハンドルネームの人に仕事を任せるのは不安ですからね(古くてすみません…)。

 

③キャッチコピー ※重要!

『ランサーズ』におけるキャッチコピーは、言い換えるとこんな感じでしょうか。

自分の魅力や得意なことを、わかりやすくまとめた一文

キャッチコピーは、顔写真、名前と共に、発注者が真っ先に見る場所です。

自分が1番アピールしたいポイントを、この一文に込めましょう。

私のキャッチコピーは以下の通りです。

 

「豊かなアイディアと感情のこもったライティングで、『唯一無二のメディアづくり』をお手伝いします!」

 

私の特技は、記事にオリジナリティを出すことと、文章に喜怒哀楽の感情を乗せること。

その特技を活かすことによって、「ライバルサイトに差をつける記事が書けますよ!」とアピールしているのです(自分で言うと恥ずかしいですね…)。

あなたも、自分の魅力を探って、あなただけのキャッチコピーを書いてみましょう!

自分だけのキャッチコピーを作る手順

自分だけのキャッチコピーを作る手順
  • STEP1.
    自分の強みを探す
    あなたが記事を書くうえで、「普通の人よりはちょっと得意かな?」と思えることを書き出してみましょう。

    例)記事を書くのが速い、色々な情報を調べてまとめるのが得意、難しいテーマをわかりやすく説明できる、特定の分野で専門的な知識がある など

  • STEP2.
    強みを一言で表す
    STEP1.で見つけたあなたの強みを、わかりやすい一言で表現してみましょう。ピンとくる言葉が出てくるまで、さまざまな単語を書き出していくのがおすすめです。

    例)記事を書くのが速い⇒スピーディーな記事執筆&納品

  • STEP3.
    強みによる相手のメリットを探す
    あなたの強みが、発注者にどんな利益を与えるかを考えます。

    例)記事を書くのが速い⇒発注者を待たせない、急な依頼でも対応できる

  • STEP4.
    「強み」と「メリット」をくっつける
    STEP2.とSTEP3.の文章をくっつけると、キャッチコピーが完成します

    例)スピーディーな記事執筆&納品で、急ぎのご依頼でも対応いたします

 


 

続いては、いよいよ自己紹介文の本文に移ります!

 

④最新ニュース(あれば)

発注者に向けてまっ先に伝えたいことがあれば、文の頭に入れておきましょう。

ライティングのスキルを活かして何か特別な資格を取得したり、賞を取ったり、有名メディアから取材を受けたり…。

私の場合は、どんな仕事ができるのか一目でわかる「ポートフォリオサイト」を作ったので、そこへ誘導しています。

 

⑤自分の概要

発注者へ「あなた」という人間をざっくりと知ってもらうために、自分の大まかな情報を箇条書きにします。

  • 名前(読みにくい時ならふりがなも)
  • 居住地(大体のエリアでOK)
  • 生年月日(毎年更新するなら年齢でもOK)
  • ライター歴

発注者がライティングの仕事を依頼するとき、「○○エリアに詳しい人」「年齢が○○代の女性」といった条件で探すこともあるので、こういった情報は載せておくと親切です。

 

⑥経歴

これまでに経験した仕事を簡潔に書いていきます。

ライティングに関係しないものでも、「○○の仕事の経験がある人」という条件でライターを探す発注者もいるので、サラッっと書いておきましょう。

 

⑦実績(あれば)

ライティングに関する実績があれば、なるべく具体的に書きましょう。

 

ブログを運営していた経験がある場合:取り扱っていたテーマ、アクセス数、収益(ある場合)

別のサイトでライティングの経験がある場合:記事のテーマ、ライティングのペース

 

なるべく数値化できる実績を載せるのが効果的です。

その他、会社で社内報やブログ更新など、文章に携わる仕事をしていた場合も、書いておくといいですね。

 

ライティングを始めたばかりで実績がない、という場合は、無理して書く必要はありません。

まずは初心者向けの仕事を請けて、今から実績を積んでいきましょう!

 

⑧得意な分野 ※重要!

あなたが得意だと思える分野を、思いつく限り挙げましょう。

以下のような分野だと、ライティングの仕事が比較的見つかりやすいです。

 

例)美容/健康/ビジネス/グルメ/旅行/エンタメ/医療/留学/ファッション/副業/スポーツ/アウトドア/ブライダル/恋愛/IT/金融・保険 などなど…

 

ここで注意したいのが、「興味がある」と「得意」を混同しないことです。

「得意です!」と言って仕事を請けても中身が伴っていないと、発注者にガッカリされてしまうので、線引きはきちんとしておきましょう。

特定の分野に対して、次のような成果があれば、「得意」と胸を張って言えるのではないでしょうか。

  • 成功体験がある
  • 多くの時間やお金を投資してきた
  • 実際に記事を書いて、実績(評価された、アクセス数が伸びたなど)がある
  • ネットで調べられる情報以上の知識がある
  • 学校など専門機関で学んだことがある
  • 実務経験がある

 

⑨興味のある分野

あなたが記事を書いて「楽しい」「ネットや本で情報を集めるのが苦ではない」と思える分野を思いつくかぎり挙げていきましょう。

なるべくたくさん書いておくと、発注者に見つけてもらえる可能性がアップします。

「これは需要ないよな…」と思うことでも、思わぬところで仕事のご縁があるかもしれません。

 

あなたがまだ一度も記事を書いたことがない場合、この「興味のある分野を挙げる」というの作業はとても大切です。

今後自分から仕事を探しにいくときのヒントにもなるので、ぜひじっくり考えてみてください。

 

⑩可能な仕事

「⑧得意な分野」「⑨興味のある分野」に対して、どんな仕事ができるのか詳しく書きます。

ライターの場合は、「上記の分野に関する記事のライティングとリライト」と書いておくといいですね。

※リライトとは、すでに出来上がっている記事をより読みやすく修正することです。

 

また、あなたが対応可能な納品の形式なども書いておいてあげると親切です。

(Microsoft Word、Googleドキュメント、Wordpressなど)

 

⑪希望の料金(あれば)

「最低このくらいはほしい」という希望の報酬額があれば、「文字単価は〇円~を希望します」と書いておくと親切です。

「文字単価」とは?

1文字あたりの報酬額のこと。
文字単価1.0円なら、3,000文字の記事を1つ書けば3,000円もらえます。

 

ただし、まだ一度もライティングの仕事をしたことがない場合は、書かなくてOKです。

「このくらい欲しい!」という希望があっても、それが能力に見合った金額なのかは、実際に仕事をしてみないとわかりません。

まずは文字単価1.0円未満の初心者向け案件に挑戦してみて、少しずつ単価を上げていきましょう。

 

⑫自分の強み ※重要!

ライティングの仕事をするうえでの、あなたの強みをアピールします。

このとき、【③キャッチコピー】で作った文章を活用します。

 

「自分が人よりちょっと得意かな?」と思えることを、挙げていきましたよね。

これをそっくりそのまま載せて、さらに詳しく説明します。

 

 

 

「自分の強み」は、発注者が「他の誰でもないあなたを選ぶ理由」になるので、しっかり書きましょう。

 

⑬活動時間、連絡手段

最後に、あなたが活動(仕事やメッセージのやりとり)できる時間帯と、連絡を取れる手段について明記しておきましょう。

発注者によっては、早朝や深夜に連絡が来ることもあるので、「この時間しか対応できないよ~」というサインになります。

連絡手段は、「『ランサーズ』のビデオチャット機能使えます」「チャットワークでやりとり可能です」と言う風に、メッセージ以外でどんな連絡が取れるか書いておくといいですね。

※「チャットワーク」は、長期契約を結ぶことになった発注者とやり取りをする際にとても便利なので、使ってみることをおすすめします!

 


これで、すべての要素を自己紹介文に入れることができました!

長い道のりで大変でしたね…お疲れ様です!

 

「丁重な文章」よりも「事実を簡潔に書く」ことを重視しよう

これは私の持論ですが、自己紹介文の中に「丁重なあいさつ」は入れなくてもいいんじゃないかと思います。

文頭に「プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます!」と入れたり、文末に「いただいた仕事が精いっぱいやらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします!」と入れたり…。

その一文を読んだからといって、発注者が「おぉっ!この人は礼儀正しいな~仕事頼もう!」とはなりませんよね。

 

さらに、ランサーズの自己紹介文は、1,000文字という文字数制限があります。

あいさつで文字数を使ってしまうのであれば、その分実績や得意分野などを伝えた方が、発注者にとって有益な自己紹介文と言えるでしょう。

 

「事実だけ淡々と書いただけじゃ、冷たい印象にならない…?」と不安になるかもしれませんが、そこをカバーするのが顔写真やキャッチコピーです!

スーツにひっつめ髪でビシッと決め、真顔の顔写真を載せていたら、淡々とした自己紹介文も冷たい印象を持たれてしまうかもしれません。

なるべく笑顔で、カジュアルすぎない明るい色の服装で、写真を撮りましょう。

さらに、キャッチコピーの言葉選びも大切。

なるべく強い言葉は避けて、温かみのある言葉を選びましょう。

 

お手本を参考に、あなただけの自己紹介文を作ろう!

今回ご紹介した自己紹介文は、私自身の経験や頭の中から生まれたものです。

書く順番や書き方を参考にしていただくのはOKですが、そっくりそのままコピペしてしまっては意味がありません。

あなた自身の中から生まれた言葉で書くようにしましょう。

あなたがあれこれ悩んで見つけた自分の強みや魅力は、あなたを「唯一無二のライター」にする大切な要素です。

ぜひあなただけの素敵な自己紹介文を作って、発注者に喜ばれるランサーになってくださいね!